「ごぼう」を生かした懐石料理

「ごぼう」を生かした懐石料理

先日女子栄養大学内の松拍軒で野菜と文化のフォーラム主催「野菜のおいしさ研究会」が開催されました。会場で食事に先立ち講演された(株)柳川採取研究会の松川素彦氏から、ごぼうはヨーロッパからアジアにかけて存在し、大陸から渡来した植物ですが、食べ物として独自に発達させ種々に料理して食べてきたのは日本だけということから「和食」には欠かせない食材の代表。全国の作付面積や一人当たり年間購入量は年々減少に追い込まれている野菜と説明があり、産地は青森、茨木、群馬で東京中央卸市場の取り扱いでは私の出身青森県からの入荷は48%で圧倒的なシェア。店頭では泥のついていないごぼうが増えてきましたが、泥つきのほうが日持ちも、香りも良いよう。最近では腸内環境と血圧の改善に効能の圧機能性野菜として注目され「ごぼう茶」ブームが続いているなどごぼうについてのお話しがありました。
懐石料理は酢の物、ごはん、汁物、煮物、揚げ物、和え物と様々な調理法のごぼうの料理をいただきました。

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