信州の古民家でのおもてなしと懐石料理

2016 8月 28

信州の古民家でのおもてなしと懐石料理

夏の間軽井沢に滞在する友人に以前よりお誘いを受けていた信州上田の草如庵に伺いました。お昼は2組、夜は1組限定の空間はゆったりと落ち着いていて、歴史を感じる家具や調度品がさりげなく置かれ隅々までおもてなしの心遣を感じました。季節の食材の取り合わせの奥行きと広がりを楽しみながら頂きました。

 _061

築150年の古民家をリノベーションした空間は窓の外に広がる雨上がりの緑をいっそう美しく見せす

 _059
玄関を入るとガラス窓越しに現代アートのような石垣が

 _057
靴を脱いでブラインドのような塗り壁の板の間を通って畳敷きの和室に

 _021
トマトを出しで煮て上に生のホタテと玉ねぎの白いソース

 _024
太刀魚の塩焼きと焼き茄子黄菊、青ゆず添え

 _025
雨上がりのぬれた紅葉の枝とガラスの器が涼感を演出

 _028
〈平皿〉
ズッキーニの鋳込み鴨のペースト,
ピーマンの海老真薯詰め、卵焼き
多角形のオクラの素揚げ
茄子のバジル田楽
〈小鉢〉
すべりひゆと烏賊の和え物

 _032
とうもろこしの豆腐蟹の身添え

 _034
鮎の塩焼き ザルの中にはこんろで煙、笹の葉も野趣にあふれて

 _035
皿に盛ってすだちを添え
 _036
夏野菜の炊き合わせ
上から椎茸の素揚げ、鴨のロースト、間ににんじんとインゲン
その下にとうがんとくるま麩

 _042
蛸の炊き込みごはん 蓋を開けるとカボチャの素揚げ、大葉のせん切り

 _044
茶碗に盛り、糠漬けを添えて

 _048
デザート 赤じそ寒天、シャインマスカット、ナガノパープル、カスタードクリームソース掛け

たくさんの素材を使ったお料理、その組み合わせが新鮮でどれもありきたりではなく、また器や妻もののあしらいと演出が勉強になりました。今回は晩夏のお料理でしたが、春や秋にも伺ってみたいです。

 

 _064
入り口で見つけた蒲の穂 もうそこまで秋がきていると思いました

 

 

 

X