鶴岡、知憩軒のスーパーウーマン、長南光さん

2017 2月 05

鶴岡、知憩軒のスーパーウーマン、長南光さん。

山形から羽越本線を日本海に沿って北上し、秋田で五能線に乗り換え、人気のリゾート白神で青森へ北上、鯵ヶ沢下車、弘前、大鰐温泉船と車でめぐり、奥羽本線、秋田内陸縦貫鉄道へと乗り終着の角館への3泊4日の冬の旅。その土地の風土や食文化の中でしなやかに生きてきた人たちとの出会いからたくさんの豊かなものをいただきました。
鶴岡市郊外の荒屋地区にある農家民宿知憩軒、女将さんの長南光さんが作り出す癒しの空間と地元の食材を使ったおもてなしお料理の数々。光さんは家業の農業の傍ら、お料理や保存食だけではなく糸から手作りする織物を創作したり、書を書いたりお花も活けられるスーパーウーマン。いつ寝ているのかと思うほど、忙しい方のはずなのにゆったりとした雰囲気に包みこまれます。お家には地元陶芸家やのアーチストの作品がさりげなく置かれていたり、窓際にオブジェのように美しく野菜が干されていたり。地域を盛り立てていくことと、自らの暮らしかたのバランスに向きあっている生き方に心を動かされました。

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地元の食材が並ぶ野菜の前菜。美しい食器と食材の盛り付け。

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からとり芋としみ豆腐のみそ仕立て

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麹漬け、梅干し、昆布の佃煮、ばっけみそ。すべて女将光さんが作る保存食

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廊下にオブジェのように整然と並べられているからとり芋の茎

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ゆったりした時間の中で、お話しもゆっくりの光さんの癒しの笑顔、がやられていることがすごいです。当日は日本文化に関心を持つ外国人研究者に光さんが丁寧に説明

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右側は本物の三毛猫。左は猫が丸まって眠っているいる地元アーチストの彫刻。丸い背中触りたくなります

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お部屋のあちこちに飾られている書やお花。衝立葉お客様からのいただきもの。お部屋に掲示されているのはすべて光さんが筆で書いている。書も達者です

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地元で糸から作る光さんの織物。文字も周りの柄もすべて織物。貴重なものです。一日1㎝しか折れないそうです

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キッチンにさりげなく飾られている絵にも、光さんの地元アーチストを応援するまなざしが

 

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