ぬくもりエコバッグ

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お知らせ

今日のぬくもりエコバッグ

一年で今頃は年の初めの様々に華やかな企業の広告面のストックができる時期でもあり、絵柄選びにも余裕のもてる時期です。さて今年のお正月は世相を反映してか、赤や金を使ったお祝いらしい華やかな紙面は例年に比べてぐっと少なく、折りたくなくなる気持ちを掻き立てられるものは数枚でした。写真はそんな今年のお正月で一番に折ってみたいと思った新聞です。やっぱりウキウキするような華やかなバッグに仕上がりました。まずは基本の形福丸と福丸ミニ。

 

ぬくもりエコバッグのこと

新聞はニュース性を重視する情報の固まりですが、ニュース性がなくなった時には、厄介な紙としてだけ存在します。読み終えた後も野菜を包んだり、お酒の瓶を包んだりと活用されてきましたが、物流の発達に伴い機能性の高い包装資材に変わりつつあります。

一方、アートの視点で眺めたときには全く別の可能性を持った素材として、独特の風合いや色の面白さが存在します。印刷技術の向上で広告面は深みのある繊細な色合いになり、記事にもカラーの写真やイラストが多用されるようになりました。新聞のお気に入りの面の一部分を折りながらバッグの正面に来るようにもっていきます。その大きさや場所はいろいろで、これをうまく活かせるようになるには少しコツが必要です。1枚の新聞(全紙)の大きさはA1サイズ594×841㎜、見開きを閉じた状態はA2サイズで420×594㎜。このサイズは縦横の比率はどこまで半分にしても同じ形です。比率の決まっている新聞を縦、横に1/2、1/3と折って重ねていくことで一定のベースができ、丈夫さが増します。また大きなものは8枚、小さなものは1枚と使用する新聞の枚数も違ってきます。広告面を効果的に生かし、持ち手の色やデザインも加わって、最終的には機能美を持ったバックに仕上がります。

このバッグ作りのきっかけは野菜のおすそ分け用として、野菜が映える、籠のようなバックを作りたいと思ったことからです。形は丸い野菜を包み込むようなバケツ型、縁を固く丈夫にしたパイピング型、テーブルの上に置く浅型、マチを大きくとったボックス型、と形も大きさもいろいろ、持ち手のデザインもいろいろですが、回したり、角に沿わせたりと強度を高める役割も担います。重量のある野菜を入れたときにも安定感がありフィットするように工夫しています。

2013年には12か月の旬の野菜を入れた12個のバッグの作り方にまとめ、野菜のエッセイも添えて「新聞で作るナチュラルエコバッグ」という本になりました。

その後本の内容をフォローをする目的でアーツ千代田でワークショップが始まり、新しい作品が増えるに従い青山の東京ウイメンズプラザと池袋の東武カルチュアスク–ルへ。そしてコミニティが始動。リピートで参加される方も出てきて本も増版になりました。この9月からは日本橋の小津和紙文化教室、要町カフェ「藤香想」と2つの魅力的な場所に移して定期開催をスタートさせることになりました。都内近郊のカフェや手作りのイベントにも声をかけていただくことが多くなり繰り返し参加されるかたも増えて広がりを感じるこのごろです。

ぬくもりエコバッグギャラリー

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